もしあなたが京都のオフィスで、上司から書類を渡され「これ、なおしといて」と言われたら、どうしますか? きっと、どこか破れていないか、ホチキスの芯が曲がっていないか、一生懸命「直す」場所を探してしまいますよね。そして、何も問題が見つからず「どこも壊れていませんが…」と聞き返すと、上司はきょとんとした顔でこう言うでしょう。「いやいや、片付けといてって意味やで!」
このように、京都で使われる言葉には、標準語と全く同じ音なのに、意味が180度違うものがたくさん潜んでいます。
面白い京都弁の世界をクイズ形式で楽しく探検しましょう!
この記事を読めば、そんな面白い京都弁の世界をクイズ形式で楽しく探検できます。
【挑戦編】意味がわからんと面白い!京都弁・勘違いクイズ
さあ、あなたの京都弁レベルはどれくらいでしょうか? 日常で起こりがちな「あるある」なシチュエーションから、5つのクイズを出題します。頭を柔らかくして挑戦してみてください!
- 暴力じゃない?「びんた」の意外な正体
- 修理じゃない!書類を「なおしといて」の本当の意味
- 保温じゃない!ゴミを「ほかしてきて」の悲劇
- 褒めてない?「昨日はえらいわぁ」の真意
- 恋愛感情?「きずつないなぁ」に込められた気持ち
第1問:道の「どんつき」って一体どこ?
京都の人に道を尋ねると「この道をまっすぐ行って、どんつきを右に曲がってください」と教えてくれました。さて、「どんつき」とは一体どこを指すでしょう?
- 1. トンネルの出口
- 2. 道の突き当り
- 3. 大きな交差点
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答えは「2. 道の突き当り」です。
「どんつき」は、道が行き止まりになっている場所を指す、京都の道案内では頻出の言葉です。これを知っているだけで、京都での街歩きが何倍もスムーズになりますよ。
第2問:修理じゃない!書類を「なおしといて」の本当の意味
上司から書類を渡され「これ、机の上になおしといて」。さて、あなたは何をすべきでしょうか?
- 1. 破れている箇所を修理する
- 2. 机の上に片付ける
- 3. 内容に間違いがないか見直す
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答えは「2. 机の上に片付ける」です。
関西地方、特に京都では「なおす」は「片付ける」「元の場所に戻す」という意味で使われます。標準語の「修理する」という意味ではないため、初めて聞くと混乱しがちな代表的な言葉です。
第3問:保温じゃない!ゴミを「ほかしてきて」の悲劇
同僚に「そのゴミ、ほかしてきてくれへん?」と頼まれました。「ほかす」とは、どういう意味でしょう?
- 1. 保温する
- 2. 交換する
- 3. 捨てる
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答えは「3. 捨てる」です。
「ほかす」は「捨てる」を意味する方言です。標準語の「保温」とは全く関係なく、これも関西以外の人には通じにくい言葉の一つです。ゴミを保温してしまったら、まさに悲劇ですね。
第4問:褒めてない?「昨日はえらいわぁ」の真意
徹夜明けで出勤してきた同僚が「あー、昨日はほんまえらいわ…」と一言。この「えらい」が示す本当の気持ちはどれでしょう?
- 1. 自分は立派だ
- 2. とても疲れた
- 3. 珍しい体験をした
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答えは「2. とても疲れた」です。
標準語では「立派だ」という褒め言葉ですが、京都を含む西日本では「とても疲れた」「大変だ」「しんどい」という意味で使われます。状況によって意味が全く逆になるので、注意が必要な言葉です。
第5問:親切にされた時の「きずつないなぁ」の意味は?
友人から心のこもったプレゼントをもらった時に、京都の人が「こんなんしてもろて、きずつないなぁ」と言いました。これはどんな気持ちを表しているでしょう?
- 1. 心が傷ついて悲しい
- 2. なんだか迷惑だ
- 3. 申し訳ない、恐縮です
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答えは「3. 申し訳ない、恐縮です」です。
相手の親切や配慮に対して、感謝と共に「(あなたに気を遣わせてしまって)申し訳ない」という気持ちを表す言葉です。相手を思いやる、京都らしい奥ゆかしい表現と言えるでしょう。
【解説編】なぜ?京都弁の面白さが生まれる背景
クイズ、お疲れ様でした。なぜこのような面白い「勘違い」が生まれるのでしょうか。その背景にある文化や、言葉のさらなる魅力について探っていきましょう。
言葉の裏に隠された?「本音と建前」の文化
京都の人が「考えときます」と言った時、それは「前向きに検討します」という意味ではないかもしれません。京都には、直接的な表現を避けて相手を傷つけないように配慮する、独特のコミュニケーション文化があります。これは決して意地悪ではなく、長い歴史の中で育まれた生活の知恵なのです。
京都人ならではのコミュニケーションの奥深さをもっと知りたい方は、こちらの記事で「ぶぶ漬け伝説」の真相を探ってみましょう。
▶【京都人の本音と建前】ぶぶ漬け伝説は本当?「いけず」に見える言葉の裏の意味
リズムが楽しい!形容詞を繰り返すユニークな表現
京都の人は、言葉の響きやリズムを大切にします。その一つが、形容詞を繰り返して意味を強調する表現です。
- さっぷさぷい! (とても寒い!)
- あっつあつい! (すごく暑い!)
このように言葉を繰り返すことで、感情がより豊かに、そして会話がリズミカルで楽しくなります。
実は京都だけじゃない?関西エリアで通じる言葉たち
今回クイズで紹介した「なおす」「ほかす」「あかん」「ほんま」といった言葉は、実は京都だけでなく、大阪や神戸など関西地方の広いエリアで使われています。これらの言葉は、関西人としてのアイデンティティを形成する共通言語のような役割も果たしているのです。
京都弁だけでなく、関西で広く使われる言葉の基本一覧は、こちらの完全ガイドで網羅しています。
▶【京都弁の完全ガイド】意味・使い方から面白い一覧まで!これであなたも京ことばマスター
京都の中でも言葉が違う!ディープな地域差の世界
驚くことに、「京都府」という一つの府の中ですら、言葉は大きく異なります。私たちがイメージする「京ことば」は主に京都市周辺のもの。北部の丹後地方に行けば、イントネーションも単語も全く違う言葉が話されています。
京都市内と北部で言葉が全く違うなんて不思議ですよね?そのディープな地域差の謎は、こちらの記事で詳しく解き明かしています。
▶【京都の方言は地域差がすごい】京ことばだけじゃない!丹波・丹後の言葉を徹底比較
よくある質問
Q. 京都の人に「えらい」って言われたら、どう返事するのが正解?
A. 状況をよく見ることが大切です。相手が疲れた顔で言っていたら「大丈夫どすか?」「無理しなはんなや」と気遣うのが正解。あなたが何かを成し遂げた後に言われたのなら、それは褒め言葉なので「おおきに」と感謝を伝えましょう。
Q. 「なおす」を「片付ける」という意味で使うのは京都だけなんですか?
A. いいえ、京都だけでなく大阪府や兵庫県など、関西地方の広い範囲、さらには西日本の一部で使われています。標準語話者が関西に来て最初に戸惑う方言の代表格と言えるでしょう。まさに「関西弁あるある」の王様です。
Q. 京都弁で一番面白いと感じる言葉は何ですか?
A. 人によりますが、「むしやしない」は非常にユニークです。これは間食やおやつのことで、「お腹の中にいる虫を養う」という面白い発想から生まれた言葉です。京都の人の遊び心が感じられる、魅力的な方言の一つです。
総括・まとめ
今回は、標準語との違いが面白い京都弁をクイズ形式でご紹介しました。
「なおす」が修理ではなかったり、「えらい」が褒め言葉ではなかったり、言葉の意味を知るだけで、京都の人々とのコミュニケーションはもっと円滑で、もっと楽しくなるはずです。
一見すると複雑で難しいと感じるかもしれませんが、その「ややこしさ」こそが京都の言葉が持つ魅力の源泉です。次に京都を訪れた際には、ぜひ耳を澄ませて、生きた京ことばに触れてみてください。そして、友人や家族に「この言葉の意味、知ってる?」とクイズを出題してみてはいかがでしょうか。
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