「え、それって悪口?」「もしかしてタバコ吸うの?」
鳥取県出身者との会話で、言葉の意味が分からずヒヤッとした経験はありませんか?
例えば、仕事でヘトヘトの同僚に「お疲れ様です」と声をかけたら、「ああ、えらいわー」と返ってきた。一瞬「何が偉いの?」と戸惑ってしまいますが、実はこれ、鳥取弁で「疲れた」という意味なんです。
意味を知らないと、気まずい雰囲気になっちゃうかも…!
この記事を読めば、そんな鳥取弁の面白い世界をクイズ形式で楽しくマスターできます。もう、意味の取り違えで気まずい思いをすることはありません!
【初級編】まずは肩慣らし!日常会話でよく使う鳥取弁クイズ

鳥取県民の会話に頻繁に登場する基本的な単語からクイズを出題します。旅行やビジネスで鳥取を訪れるなら、これだけは押さえておきたい言葉ばかり。あなたはいくつ正解できるでしょうか?
第1問:休憩じゃない?「たばこ」
問題: 農作業をしていたおじいさんが「ちいと、たばこにするか」と言いました。さて、どういう意味でしょう?
- タバコを一本吸う
- 少し休憩する
- 火をおこす
正解は「2. 少し休憩する」です!
鳥取弁の「たばこ」は、喫煙のことではなく「休憩」や「一服」を意味します。 お茶を飲んだりお菓子を食べたりするだけの休憩も「たばこ」と表現するため、県外の人が最も驚く方言の一つです。
第2問:捨てるんじゃない?「なげる」
問題: 母親が子供に「このゴミ、なげといて」と言いました。この母親が子供にしてほしいことは何でしょう?
- ゴミを遠くに投げる
- ゴミをゴミ箱に捨てる
- ゴミを誰かに渡す
正解は「2. ゴミをゴミ箱に捨てる」です!
鳥取弁では、物を「捨てる」ことを「なげる」と言います。 標準語の感覚でいると、「ゴミを投げるなんて!」と驚いてしまいますが、単に「処分する」という意味で使われるごく普通の表現です。
第3問:偉くない?「えらい」
問題: 一日中歩き回った友人が「ああ、えら」と一言。彼は今どんな状態でしょう?
- 自分が偉いと感じている
- とても疲れている
- 誰かを尊敬している
正解は「2. とても疲れている」です!
「えらい」は、身体的・精神的な「疲れ」や「しんどさ」を表す、鳥取を代表する方言です。 標準語の「偉い」とは全く意味が異なるため、文脈を理解しないと大きな誤解を生む可能性があります。鳥取県民の「えらい」は、頑張った証なのです。
第4問:悪口じゃない?「だらず」
問題: 親が言うことを聞かない子に「この、だらずが!」と叱りました。どんなニュアンスで言っているでしょう?
- 本気で軽蔑している
- 愛情を込めて「馬鹿だなあ」と呆れている
- すぐに立ち去れと命令している
正解は「2. 愛情を込めて「馬鹿だなあ」と呆れている」です!
「だらず」は「馬鹿者」や「あほう」を意味しますが、強い侮蔑で使われることは稀です。 親しい間柄で、愛情や親しみを込めて使われることがほとんど。「足りない(足らず)」が語源とされ、どこか憎めない響きを持つ言葉です。
第5問:溶けない?「とろける」
問題: 「はよ、部屋をとろけなさい」と言われたら、何をすべきでしょう?
- 部屋の暖房をつける
- 部屋にあるバターを溶かす
- 部屋を片付ける
正解は「3. 部屋を片付ける」です!
「とろけなさい」って言われたら、片付けなきゃいけないんだ!面白い!
これも意味が全く異なる要注意単語。鳥取弁の「とろける」は、標準語の「溶ける」ではなく「整理整頓する」「片付ける」という意味で使われます。 散らかった部屋を見て「とろけなさい」と言われたら、すぐにお掃除を始めましょう。
【上級編】これが分かれば鳥取ツウ!難解方言クイズ

ここからは難易度がぐっと上がります。意味を推測するのが難しい、鳥取ならではのユニークな言葉に挑戦してみましょう。全問正解できたら、あなたも立派な「鳥取ことば」マスターです!
第6問:暴力じゃない?「びんた」
問題: 少女が「私のびんた、見て!」と言いました。彼女が見てほしいものは何でしょう?
- 平手打ちの跡
- 後頭部(うなじ)
- 頬
正解は「2. 後頭部(うなじ)」です!
衝撃的な言葉ですが、鳥取弁の「びんた」は首の後ろ、つまり「うなじ」や「後頭部」を指す言葉です。暴力とは全く関係ありません。もし鳥取で「びんた」という言葉を聞いても、慌てないでくださいね。
第7問:硬いのはどっち?「しわい」
問題: 食事の席で「この肉、しわいなあ」という感想が。この肉はどんな状態でしょう?
- とても柔らかくてジューシー
- 筋が多くて硬く、噛み切りにくい
- 塩味が強すぎる
正解は「2. 筋が多くて硬く、噛み切りにくい」です!
「しわい」は、肉などが「硬くて噛み切れない」様子を表す言葉です。 転じて、「頑固な人」や「手ごわい問題」など、一筋縄ではいかない状況にも使われます。
第8問:驚きの表現!「わったいな」
問題: 目の前で素晴らしいパフォーマンスを見て思わず「わったいな!」と声が出ました。どんな気持ちを表しているでしょう?
- 「もったいない!」という残念な気持ち
- 「なんてことだ!」という驚きや感動
- 「私のだ!」という所有の主張
正解は「2. 「なんてことだ!」という驚きや感動」です!
「わったいな」は、良いことにも悪いことにも使える、驚きを表す感嘆詞です。 標準語の「すごい!」や「やばい!」に近いニュアンスで、鳥取市の直売所の名前にもなるほど地元に根付いた言葉です。
第9問:壊すだけじゃない?「めぐ」
問題: 「この一万円札、めえでごしなれ」と頼まれました。何をすればよいでしょう?
- 一万円札を破る
- 一万円札を千円札などに両替する
- 一万円札を拾う
正解は「2. 一万円札を千円札などに両替する」です!
「めぐ」は「壊す」という意味が基本ですが、「お金を細かくする=両替する」という意味でも使われます。 同じ言葉でも文脈によって意味が変わる、方言の奥深さがわかる一例です。なぜお金を壊すことが両替になるのか、その秘密はこちら。
第10問:じれったい気持ち!「はがいい」
問題: パソコンの動作が遅くて「ああ、はがいい!」と感じています。どんな気持ちでしょう?
- 歯が痛い
- 誇らしい
- じれったい、腹が立つ
正解は「3. じれったい、腹が立つ」です!
「はがいい」は、物事が思い通りに進まず、イライラしたりもどかしく感じたりする気持ちを表す言葉です。 歯がゆい気持ちが、そのまま言葉になったようなユニークな表現ですね。
よくある質問
Q1. 鳥取弁で「ありがとう」ってなんて言うの?
A. 鳥取県では地域によって言い方が異なりますが、特に西部では「だんだん」という言葉がよく使われます。これは感謝だけでなく歓迎の気持ちも含む温かい表現です。東部では関西の影響で「おおきに」と言うこともあります。
Q2. 鳥取弁の「だっちゃ」って本当に使うの?
A. アニメのキャラクターのイメージで「~だっちゃ」が鳥取弁だと思われがちですが、現在では日常的に使う人はほとんどいません。これはメディアによって広まった俗説で、実際の鳥取弁とは異なりますのでご注意ください。
Q3. 鳥取弁って地域によって違うって本当?
A. はい、本当です。鳥取県内の方言は、大きく分けて東部(因幡弁)、中部(倉吉弁)、西部(西伯耆方言)の3つに分かれます。特に西部の方言は島根県と共通点が多く、他の地域とは言葉やイントネーションが大きく異なります。なぜ言葉が違うのか、その歴史的背景はこちら。
【まとめ】鳥取弁クイズで方言マスターに!
鳥取弁クイズ、あなたは何問正解できましたか?
この記事では、「たばこ(休憩)」や「えらい(疲れた)」といった、意味を知らないと誤解しかねない基本的な単語から、「びんた(後頭部)」や「はがいい(じれったい)」といった、知っていると一目置かれる上級者向けの単語まで、クイズ形式でご紹介しました。
これで鳥取の人との会話もバッチリだね!
鳥取弁の面白さは、単に標準語と違う単語がある、というだけではありません。 一つの言葉に複数の意味があったり(めぐ)、愛情を込めたニュアンスで使われたり(だらず)、その背景には鳥取の歴史や人々の暮らしが深く関わっています。
今回ご紹介した言葉は、鳥取弁のほんの一部に過ぎません。もし鳥取を訪れる機会があれば、ぜひ地元の人々の温かい「ことば」に耳を傾けてみてください。きっと、旅が何倍も楽しく、味わい深いものになるはずです。